七庭本店
   
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冷めても、温め直しても、 味付けしなくても美味しい、唯一の おこげ  





 ▼ そもそも【おこげ】って何?

  一般に日本語で「おこげ」とは、お釜で米を炊飯したときに釜の底に焦げ付いた飯のことを指しますが、
  ここで言う「生おこげ」とは、加水加熱した米を乾燥させたもので、実際の調理では油で揚げて使用します。

  余談ですが、「おこげ」という言葉が無条件に米を指すのは、
  いかに日本人にとって米が重要な位置を占めていたかを現しているような気がします。

  それはともかく、油で揚げたおこげは通常、好みの具材のスープにとろみをつけたものをかけた、
  アンカケ料理として提供されることがほとんどです。

  「おこげ料理」は元々は中華(四川)料理で、「宮廷料理だった」という説も聞いたことがありますが、
  きっと、鍋底に残った飯をムダにしないために考え出された料理なのではないでしょうか?

  そして、元々は日本で本来言う、「釜底に焦げついた飯」をそのままアンカケ料理にしていたと思われます。
  それがいつのまにか、「焦げついた飯」から「乾燥させた飯」へ、
  「焦げついたまま」から「油で揚げる」へと変化したのではないかと思われます。

  この過程で『香ばしさ』と『油のコク』が加わりました。
  完全に乾燥したお米を油で揚げると大きく膨らむため、下の写真のように見た目にも豪華になります。

     
 左が【生おこげ】。右が油で揚げたもの。


  おこげ料理』は「ジュ〜ッ!!」という賑やかな音と、立ち上る豊かな香りが味わえる素晴らしい料理法です。
  サクサクとした食感も、スープで柔らかくなった食感も楽しめ、子供からご高齢の方まで楽しめます。
  そして、日本人の主食である米の香ばしさは、年齢を問わず、どこか懐かしさを感じさせてくれます。

  もちろん、この料理法の土台となる、おこげの主原料は【米】。
  和食・洋食・中華・麺類・居酒屋・レストラン・ホテル…ご飯を置いていない店はほとんどありません。
  そう。「米」の素晴らしさは、どのような味付けにも合うという最大の特徴にあります。
  つまり、おこげ料理は、どのようなジャンルのお店でもお使いいただける可能性を持っています。
  (詳しくは【メニュー色々】のページへ)


  おこげは料理として優れているだけでなく、プロの料理人の方にもメリットがあります。
  最も大きな利点は保存性の高さです。
  乾物なので、開封後も直射日光と高温多湿を避けて密封保存していただけば長期間保存できます。


  そして、おこげの揚げ時間はわずか数秒。
  ご飯を切らしてしまったときや、わずかな食材しか残っていない時でもすぐに新しい料理が作れます。


  また、大人数の宴会などで、シメのご飯ものは変化が付けにくいものですが、
  おこげ料理なら一気に大量に揚げられ、様々なお店独自のコースが演出できます。
  そして、「飯と油」のしっかりした食べ応えは、少量でもシメに最適。
  「お酒を呑んだ後のラーメン」のように満足感を与えてくれます。

  今では、おこげはアンカケ料理だけでなく、
  スープをかけたり、お茶漬け風、サラダにトッピングしたり、逆におこげにピザ風のトッピングをしたり…
  と様々な使われ方をされるようになりました。

  その一方で、「アンの味付けは良いが、おこげが…」という経験がよくあります。
  見た目は真っ白ですが、まるで発泡スチロールを噛んだかのように味気ないおこげが多いのです。
  某有名ホテルの高級中華レストランですら、この「スカスカおこげ」を使用している例がありました。

  七庭本店の【おこげ】は、冷めてしまっても、スープを掛けずそのまま食べて美味しいのが最大の特徴です。
  その理由は、「大量生産を優先するために味を壊す」ような作り方をしていないためです。





 ▼ 七庭本店オリジナルおこげ

  七庭本店は、小さな小さなメーカーです。
  イメージとしては、「町のお豆腐屋さん」と考えていただけば、ほぼ間違いないでしょう。
  でも、小さく、おこげしか造っていないからこそ、自信があり、一生懸命なのです。

  「大きな会社の商品の方が信頼できる」という定説は、幾度もの報道通り、すでに崩壊しています。
  なぜ、大きな会社がこのようなことになってしまったのでしょう?

  一つには、組織が大きくなりすぎると、所属する人間の意思統一がしにくくなることが挙げられます。
  造る人・売る人・経営する人、それぞれの間で意識がズレるのは、当然ではないでしょうか?

  そして、造る人でも、規模が大きくなるほど、製品が「食べ物」だということを忘れがちになります。
  確かに食品には「化学」という一面もありますし、愛情がなくても美味しい物が造れるのは事実です。
  しかし、近年多発している事故の原因「コスト重視・安全軽視」の傾向は、
  「食べ物」だということを忘れてしまっている証拠ではないでしょうか?

  商品が工業用の鉄板であれば、製造規模が大きい方が良いということも言えるのでしょう。
  しかし、食品の場合は明らかに異なる事情があります。

  その一つは、「製造規模が大きくなるほど、無駄な工程も増えるケースがある」ということです。
  食品は大量生産・機械製造であっても、実に多くの工程を経て造られています。
  そして、大量に製造する場合、工程の途中で運搬距離が伸びてしまったり、
  工程を中断しなければならないことも多くあります。

  具体的に言うと、ある食品が粉に水を混ぜて焼いて、包装する商品だとしましょう。
  大まかに分けると、「粉に水を混ぜる」、「焼く」と、「包装する」3工程があります。
  この3工程はまったく異なる作業ですし、作業場が別の建物になる場合もあります。
  そうしたとき、製造途中の食品は建物の外を通る場合も出てきます。
  すると、異物混入や外気温によっては腐敗などの原因にもつながりかねません。


  また、3つの各工程で働く人達が、定時で仕事を終えれば、
  「粉を混ぜたもの」、「焼いたもの」が次の工程に進まずに翌日に持ち越されることもあります。
  すると、異物混入や変質、腐敗の原因につながりかねないのは当然のことです。
  もちろん、食品メーカーでは万全を期して輸送や保存を行っているのは当然ですが、
  「危険の機会が増える」ことは紛れもない事実です。


  そして、原料の入れ間違いや、製造量の誤りなどが発生した場合、
  廃棄ロスが大きくなってしまうのも大量生産の泣き所です。
  一回の仕込量が膨大なため、コスト管理が厳しい大量生産は、ロスを減らすことを重視します。
  社名変更にまで追い込まれた某大手乳業メーカーの事件や、
  可愛らしいキャラクターのイメージを破壊してしまった某菓子メーカー。
  地方銘菓として全国的知名度を持ち、多くの方に愛されながら消費者を裏切った某和菓子メーカー。
  このような事件は、ある程度「大きい会社だからこそ起こった事件」とも考えられます。


  七庭本店では、各工程は仕切られてこそいますが、
  原料保管庫・製造・乾燥・包装・在庫置場まで、すべての工程が一つ屋根の下にあります。
  また、一回に造ることができる量が少ないため、
  無駄な時間は使わずに、原料を仕込むと一気に完成までの工程を終えます。
  仕込み量が少ないため、例え配合ミスなどが起きても、躊躇なく廃棄することができます。

  七庭本店では、お買い上げいただいたお客様が最高の状態で調理して(揚げて)おられるか、
  それが心配でたまらず、時々ですが、製造者がお客様のお店を営業時間中にお訪ねし、
  「おこげ料理」を注文させていただくこともあります。
  ご迷惑かもしれませんが、お店様・飲食される方・そして当店と、三方がより良い状態になるためなのです。
  これも、小さなお店だからこそできることだと思います。


  弊店では、小さいからこそできる「小回りの利く」仕事をさせていただいています。
  そのため、改良点・包装仕様・購買量の加減など、可能な限りのご相談に応じさせていただきます。
  きっと、料理人の方々も「他にはないものを」と考えてメニューを造られていると思います。
  七庭本店でも、そのご方針に少しでも添えるよう、努力しておりますので、
  ご希望やご質問など、どんな細かなことでも結構ですので、ご相談下さい。


  お客様のお顔がよく見え、より喜んでいただけるほど、当店もさらに頑張る気力が湧いて参ります。
  これが、【仕事】の原点ではないでしょうか。






 ▼ おこげへのこだわり

  【おこげ】は、保存も利き、大量調理も可能な、たいへん便利で美味しく、楽しいお料理ですが、
  寿司のシャリ・麺類のメン・丼もののご飯などでは土台に当たる「おこげ」そのものが美味しくなくては、
  せっかくの料理人の方の味付けや創意工夫も台無しになってしまいます。

  日本では歴史が浅いだけに、いままで見過ごされてきた【おこげの味】。

  大量生産は実は、大量生産ならではのムダな工程も多くあります。
  先の、輸送や製造途中の保存などもそうですし、製品の色や形を均一にする添加物などもそうです。

  七庭本店では、「製造者は調理人」と考えています。
  なるべく良い原料の特徴を活かし、より美味しくするための努力を払っています。
  あくまでも原料の持ち味を最大限に引き出し、「料理人の方の下ごしらえをしている」と考えています。

  「原料にこだわり、ひとつひとつ丁寧に手造り」
  この心掛けが、「冷めても、温め直しても、そのまま食べても美味しい」、最大の秘密です。

  ただ、【手造り】だからといって、何でも美味しくなるわけではありません。
  例えば、「手焼き」などを謳う食品では、焼き具合にムラが出来るのは当たり前です。
  一方、機械製では、「均一に最高の焼き具合」になるように調節しています。
  ならば、未熟な職人が造ったり、適当な仕事をされた「手焼き」より、機械製の方が良いはずです。
  「手焼き」とは言っても、原料や他の工程はどうなっているのでしょう。

  つまり、機械製や大量生産のすべてが悪いわけではありません。
  飲料などは、「手造り」よりも衛生管理がしっかりしている例かもしれません。
  原料の運搬から手作業でおこなっても、コストが高くなるだけで何の効果もありません。
  「手作業だからこそ良くなる」部分は、すべて手作業で行うのが、理想の姿ではないでしょうか。

  七庭本店では、経営手法だけでなく、もちろん商品にも様々なこだわりをもっています。
  ぜひ、【七庭本店オリジナルおこげ】のこだわりをご納得いただき、貴店のメニューに加えて下さい。

  ただし、【おこげ】は、生麺や米のように、あくまでも基礎食材です。
  実際に調理する料理人の方に上手に揚げていただかないと、美味しい料理にはなりません。
  その意味では肉類や野菜などと同じ【素材】なのです。
  パンなどのように、そのまま口に入れるものではありません。

  料理人の方にはご配慮を願わねばなりませんが、最良の状態には、これが理想の形と言えます。
  そして、【食材】だからこそ、料理人の方オリジナルの味付けができ、
  様々な季節の食材と組み合わせることもできるのです。
  ぜひ、お店自慢のダシや食材と組み合わせ、独自の【おこげ料理】を作り上げていただきますよう、
  よろしくお願い申し上げます。


  もちろん、実際に食べられる方に最上の状態で提供できるよう、
  揚げ方や保存方法など、どのようなお問い合せも受け付けております。
  十二分にご納得いただけるまで、ご遠慮なくご相談下さい。



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