七庭本店      naniwa-honten                  
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▽七庭本店のこだわり

七庭本店は小さなお店です。
今のところ、全国に発信できる食材は『手焦げ』しかありません。


でも、小さいお店で、「おこげ」しか扱っていないからこそ、自信があり、一生懸命なのです。


「大きな会社の商品の方が信頼できる」という定説は、すでに何度も報道されているように、崩壊しています。
なぜ、大きな会社がこのようなことになってしまったのでしょう?


一つには、組織が大きくなりすぎると、組織に所属する人間の意思統一がしにくくなることが挙げられます。
簡単に言ってしまえば、商品に対する愛情が薄れてしまうのでしょう。
基本的にメーカーでは、製造と営業はまったく別部門です。
造った人と、単に売るだけの人との間で意識のズレが起きてしまうのは当然ではないでしょうか?


そして、製造の専門家であっても、規模が大きくなるほど、造っている商品が「食べ物」だということを忘れがちになります。
確かに食品には「化学」という一面もありますし、愛情がなくても美味しい物は造れるのは事実です。
しかし、近年多発している事故の原因「コスト重視・安全軽視」の傾向は、すでに自分たちが造っている物が、
「食べ物」だということを忘れてしまっている証拠ではないでしょうか?


商品が工業用の鉄板であれば、製造規模が大きい方が良いということも言えるのでしょう。
しかし、食品の場合は明確に異なる事情があります。


その一つは、「製造規模が大きくなるほど、無駄な工程も増える」ということです。
食品には大量生産・機械製造であっても、実に多くの工程を経て造られています。
そして、大量に製造する場合、工程の途中で運搬距離が伸びてしまったり、工程を中断しなければならないことも多くあります。


具体的に言うと、ある食品が粉に水を混ぜて焼いて、包装する商品だとしましょう。
単純に言うと、「粉に水を混ぜる工程」と、「焼く工程」と、「包装する工程」があります。
基本的にこの3工程はまったく異なる作業ですし、作業場の面積の関係から、作業場が別の建物になる場合もあります。
そうしたとき、製造途中の食品は建物の外を通る場合も出てきます。
すると、異物混入や外気温によっては腐敗などの原因にもつながりかねません。


また、3つの各工程で働く人達が、定時まで働いたときに「粉を混ぜた物」「焼いた物」が次の工程に進まずに翌日に持ち越されます。
すると、同様に異物混入や腐敗の原因につながりかねないのは当然のことです。
もちろん、食品メーカーでは万全を期して輸送や保存を行っているのは当然ですが、「危険の機会が増える」ことは紛れもない事実です。


そして、原料の入れ間違いや、製造量の誤りなどが発生したときに、ロスが大きくなってしまうのも大量生産の泣き所です。
一回に仕込む量が膨大で、コスト管理が厳しい大量生産は、ロスをなくすために様々な手法を考えます。
社名変更にまで追い込まれた某大手乳業メーカーの事件や、可愛らしいキャラクターのイメージを破壊してしまった某菓子メーカー。
このような事件は、ある程度「大きい会社だからこそ起こった事件」とも考えられます。


七庭本店は小さなお店です。
各工程は仕切られてこそいますが、原料保管庫から包装まですべての工程が半径5m以内に収まります。
そして、同じ人間が製造も販売も行えるようにしています。
また、一回に造れる量が少ないため、無駄な時間は使わずに、原料を仕込むと一気に完成まで行います。
一回の仕込み量がどうしても少ないため、例えロスが出ても、躊躇なく廃棄するこも出来ます。


そして、何よりも造った人間だからこそ、お買い上げ頂いたお客様のことを思うのです。
七庭本店では、お買い上げ頂いたお客様が最高の状態で調理して(揚げて)頂いているか、
それが心配でたまらず、時々ですがお客様のお店を営業時間中にお訪ねして、「おこげ料理」を注文させて頂くこともあります。
ご迷惑かもしれませんが、お店の方・お店に来られたお客様・そして当店と、三方がより良い状態になるためなのです。
これも、小さなお店だからこそできることだと思います。


七庭本店では、小さなお店だからこそ出来る「小回りの利く」お仕事をさせて頂いています。
そのため、商品の改良点・包装仕様・購買量の加減など、できうる限りのご相談に応じさせて頂きます。
きっと、飲食店の方々も「他にはない物を」と考えてメニューを造られていると思います。
七庭本店では、そのご方針に少しでも添えるよう、努力しておりますので、
ご希望やご質問など、どんな細かなことでも結構ですので、ご相談下さい。


お客様のお顔がよりよく見えるほど、当店もさらに頑張る気力が湧いて参ります。
これが、「仕事」の原点ではないでしょうか…?


                 


▽七庭本店のこだわり

『おこげ料理』は、保存も利き、大量調理も可能な、大変便利かつ美味しく楽しいお料理ですが、
寿司のシャリ・麺類のメン・丼もののご飯などでは土台に当たる「おこげ」そのものが美味しくなくては、
せっかくの料理人の方の味付けや創意工夫も台無しになってしまいます。


日本では歴史が浅いだけに、いままで見過ごされてきた「おこげの味」。


七庭本店では、「楽をして作るための余計な工程」は加えていません。
大量生産は実は、複雑な製造工程を経るとは言え、「大量に造るための余計な工程」も多くあります。
先に挙げた、輸送や製造途中の保存などもそうですし、
製品の色や形を均一にするための添加物などもそうです。


当店では、「製造者は調理人」と考えています。
なるべく良い原料の特徴を活かし、より美味しくするための努力を払っています。
あくまでも原料の持ち味を最大限に引き出し、「飲食店の方の下ごしらえを代わりに行っている」と考えています。


「原料にこだわり、ひとつひとつ丁寧に手造り」
この心掛けが、「おこげに何もつけず、そのまま食べても美味しい」最大の秘密です。


もちろん、手造りだからといって、何でも美味しくなるわけではありません。
例えば、「手焼き」などを謳う商品では、焼き具合にムラが出来るのは当然のことです。
機械製では、「最高の焼き具合」になるように調節しているのは当然のことではないでしょうか?
「手焼き」とは言っても、他の工程はどうなっているのでしょうか?
イメージだけではないのでしょうか?


機械製や大量生産の全てが悪いわけではありません。
飲料などは、「手造り」よりも衛生管理がしっかりしている例かもしれません。
いかに「手」が良いとしても、原料の運搬まで手作業でおこなっても、コストが高くなるだけで何の効果もありません。
「手作業だからこそ良くなる」部分はすべて手作業で行うのが、理想の姿ではないでしょうか。


七庭本店は、他にはない「おこげ専門店」ということで、イメージされにくいようですが、
誤解を恐れずに例えると、「町の豆腐屋さん」と思って頂ければ、最も近いかもしれません。
しかも、「良心的な町の豆腐屋さん」です。
お客様の顔が見える範囲で、少量ずつ手造りすることによって、「店ならではのこだわりの味」を出しているのです。


七庭本店では、経営手法だけでなく、もちろん商品にも様々なこだわりをもっています。
ぜひ、七庭本店の『手焦げ』へのこだわりを知っていただき、貴店のメニューに加えて下さい。


ただし、『手焦げ』は生麺や米のように、あくまでも基礎食材です。
実際に調理する料理人の方に上手に揚げていただき、美味しい味付けをしていただかねば、美味しい料理にはなりません。
その意味では肉類や野菜などと同じ素材なのです。
パンのように「美味しく作ったらそのまま口に入る」ものではありません。


まことにお手数ですが、料理人の方にはご配慮を願わねばなりませんが、
最も美味しい状態で食べていただくには、これが理想の形と言えます。
そして、基礎食材だからこそ、料理人の方独自の味付けができ、様々な食材と組み合わせることができるのです。
ぜひ、お店自慢のダシや食材と組み合わせて、お店ならではの『おこげ料理』を作り上げていただきますよう、
よろしくお願い申し上げます。


もちろん、『手焦げ』が実際に食べられる方に最上の状態で提供できるよう、
揚げ方や保存方法など、『手焦げ』に関するご相談ならばどのようなお問い合せも受け付けております。
十二分にご納得できるまでご相談下さい。


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